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心構え
パソコンを作るときに本当に必要なものって、特殊な道具や専門的な電子工学の知識ではありません。
私の今までの経験から言わせていただくと、次々とやってくる「わからないこと」を1つずつ解決していく「粘り強さ」だけが自作パソコンを作るときに必要とされるものだと思います。
できなくて当たり前、みんな最初は初心者
よくインターネットの掲示板などでパソコンの自作に挑戦したものの、自力で問題が解決できずに質問しまくっている人を見かけたりします。皆さん口を揃えて「初心者なので・・・」と言っているようですが、自分を初心者呼ばわりすることに、なんのメリットもありません。
逆に自分は初心者だから知らなくても良い、と心の中で成長にブレーキをかけるような暗示をかけてしまっています。せっかく自作パソコンに挑戦しようと行動しはじめたのにとってももったいないことだと私は思います。
本当の意味での初心者というのは、パソコンパーツを選んだり、そもそも自作パソコンをやってみようとすら考えていない人なんです。この記事を読まれている時点で、あなたの意識は本当の初心者さんよりはるかに高いところにある、ということを自覚してください。
自作パソコンの作り方をインターネットで調べたとか、必要なパーツを買い揃えたとか、それだけでも大きな一歩を踏み出しているんですね。脱初心者!おめでとうございます。
問題を一つ解決するたびに、レベルが一つ上っている
とは言っても、パーツが揃ったところで上には上がいます。ただここで、熟練のギークな自作er(じさかーと読むらしいです)と自分を比べてはいけません。今の自分と比べるべきは昨日の自分、数時間前の自分です。
設置する場所を決めてケースを選んだ、そのケースに収まるサイズと拡張性からATXマザーボードを選んだ。たったそれだけのことでも、1歩1歩自作道を前進していることを実感してくださいね。
今の自分とかけ離れたハイレベルな人と自分を比較するメリットって、中級者くらいにならないと発生しません。まずは脱初心者くらいを目標に目の前の課題を一つずつクリアしていってください。
これって、自作パソコンに限らず新しいことに取り組むときには、とても大切なことなんです。
調べる
Google先生
自作パソコン完成までには、数々の困難が現れると思います。身近に上級者レベルの人がいてくれればすぐに質問することはできますが、そう都合よく上級者がいるとも限りませんよね。
そんなときは検索エンジンの「Google」先生を頼りましょう。どんな質問にでも回答してくれるすごい味方です。
はじめての自作パソコンでぶつかる壁は、たいていの人が一度は解決しているものです。始めてみたエラー、思ったように動かないといった問題を、すでに解決した人たちがブログやホームページで情報を提供してくれています。
周りに質問できる人がいない場合、これらインターネット上の情報は唯一の命綱になります。実はちょっとめんどくさいと思ったりすることもありますが、わからないこと、見たことのないエラーに出会ったらまずは「Google」先生に聞いてみてください。
先人達の足跡をみれば、専門的な知識なんかなくても解決方法を手にすることは簡単です。
インターネット掲示(Yahoo知恵袋・教えてGooなど)
インターネットの掲示板も初心者自作erにはとても心強い味方ですね。インターネットの先にいる顔も知らない上級者が興味からか、あなたの抱えている課題について解決策を提示してくれます。
当然、質問する側にも、マナーや質問の仕方が要求される場ではありますので、質問する際は下記の項目はきちんと伝えられるように準備しましょう。
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自分がいま困っている内容(端的に!)、最終的にどうしたいのか?
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パーツの製造元メーカー、型番、ソフトの場合はバージョン情報など
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問題の現象が発生したときに行ったこと
この3つをきちんと伝えることで回答してくれる人の割合は格段に上がりますし、的はずれな回答が帰ってくる確率は下がります。
そして質問するときには、顔の見えないインターネットですので、礼儀礼節には十分注意して発言するようにしましょう。
まとめ
自作パソコンのコツとして「心構え」についてお話してみましたが、いかがだったでしょうか?DIYの基本は「自分でやる」ことですから、文句や愚痴を言っても誰も助けてはくれません。
「知らない」と「解らない」の違いについて意識してみてください。最初はみんな初心者です。知らなくて当たり前なんです。ただ自分で調べる力がついてくると「知らない」ことがどんどん小さくなっていくように感じられます。
その次にやってくるのが「解らない」です。「知らない」は0(ゼロ)ですが、「解らない」は1以上の力を持ちます。思ったように作業が進まなくても、最後まで諦めずに一つ一つ問題を解決していってください。
1台組み上がった頃にはきっと、今とは違う景色が見えるはずです。その先にある自作パソコンの本当の楽しみに向かって突き進んでください!
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